2011年6月13日月曜日

ヴィヴァルディ:四季

ムター&トロンヘイム・ソロイスツ。ムターらしい濃厚で情感豊かな演奏が曲に合っていて好感が持てる。



カルミニョーラ&ヴェニスバロックオーケストラ。カルミニョーラの活き活きとした、表情豊かで、シャープで、繊細な技巧を駆使した演奏は、バロックヴァイオリンの音色と相まって、聴き応え十分。この盤がベストと思っていたが、2010年のライヴ演奏は更に素晴らしかった。

クイケン盤。カルミニョーラ盤が清々しい感じなのに対し、本盤はヴァイオリンの音色が太いせいか暖かみを感じる。とはいえシャープで活き活きとした演奏。


イタリア合奏団。他の盤より弦楽器が厚く、ホールの響きも豊か。ゆったりとした演奏。落ち着いて聴ける素晴らしい演奏。


2011年6月4日土曜日

チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲

チャイコフスキーのピアノ三重奏曲イ短調《ある偉大な芸術家の思い出のために》を2枚聴き比べ。どちらもヴァイオリンはクレーメル。
アルゲリッチ・マイスキーとのCDは、各パートが明瞭で、それぞれが独立してしっかりと演奏する。好感のもてる録音だが、アルゲリッチの少し明るめなタッチが、やや曲の雰囲気とはミスマッチのように感じる。
一方のブニアティシヴィリ(p)・ディルヴァナウスカイテ(vc)とのCDは、綺麗なハーモニーを奏でるピアノとチェロの上に、クレーメルがやや大きめな音量で音楽を主導する。第11変奏までは繊細な音楽作りが続くが、最終変奏は一転して激しい。大きな表情をつけない淡々としたピアノと、クレーメルの冷たく鋭い音色が、重々しさは感じないものの、悲痛な雰囲気をよく表現している。