2011年5月3日火曜日

イザベル・ファウスト、ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集

軽めですっきりとしたモーツァルト風の第3番を聴き比べ。さらりと演奏すればよいと思うのだが、デュメイ&ピリスはひたすら美音、クレーメル&アルゲリッチは張り詰めたヴァイオリンと奔放なピアノのせめぎあい、ムローヴァはガット弦とフォルテピアノで気合が入り過ぎ、ムターはちょっとやり過ぎなムター節。そんななか、ファウストは、力むことなく自然な流れで爽やかに演奏する。繊細なアダージョ、活き活きとしたロンド。ヴァイオリンが大きすぎず、ピアノとのバランスも良い。誰もが持ち味を発揮していてどのCDも楽しめるが、無難な好演奏ということでファウストがオススメ。デュメイ&ピリスの美音コンビも、ちょっと違うだろと思いつつも、捨てがたい。

(2011.5.7)9番クロイツェル。定番のクレーメル&アルゲリッチの緊張感のある表現豊かな演奏がイチオシ。ムローヴァはフォルテピアノの音が小さすぎ、デュメイの太い音色やムター節は違和感大。ファウストも良いが、クレーメルに比べると、少し一本調子に聴こえる。

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