2010年5月8日土曜日

シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調

ヴァイオリンのとても小さな刻みの上にいきなり独奏ヴァイオリンが美しい第一主題を奏ではじめる、とても印象的に始まる有名曲(PC、ヘッドフォン)。北欧のイメージといわれると、具体的には説明できないが、まさにその通りとしかいいようがない。第1楽章は、中間の展開部にカデンツァが配置される独創的な構成ではあるが、構成がどうこうよりも、独奏ヴァイオリンの美しい旋律に終始する印象。第2楽章は、オーケストラの重厚な響きと独奏ヴァイオリンのバランスの取れた、比較的あっさりとした3部形式。最終楽章は、華やかな主題と、短調の舞曲風副主題が繰り返されるロンド形式で、リズミカルで華麗。変化もあり盛り上がる最終楽章がもっとも好きかな。

澄んだ音色の独奏ヴァイオリンと、弦楽器が重厚で低音が豊富なオーケストラのバランスが非常に良い。この曲は独奏ヴァイオリンの美しい旋律に終始するので、たまに出てくるオーケストラの聴かせどころでは、これぐらい重厚に聴こえて欲しい。







表情豊かで濃厚なムターの独奏ヴァイオリンを聴くためのCD。北欧のイメージに近いのはヒラリー・ハーンの方だろうけど、こちらもムターらしくてとてもよい。ただオーケストラがあまり目立たない録音バランスなので、総合的には前者が好き。

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